DEATHSTRANDING 予約開始‼ 全く新しいストランドゲームについて限界まで考察するよ
先日、ソニーE3不参加のため、小島プロダクションからですストランディングの最新トレーラーが公開され、話題を呼んでいます。
小島監督といえば説明浮揚のメタルギアの生みの親で、生粋の映画好きで知られ、その独特なゲームデザインとシネマティックなストーリーに定評のあるゲームディレクターです。
監督曰く、今まで誰も見たことないという、ソーシャル・ストランド・システムというゲームシステムを導入しており、3年前のローンチトレーラーでも言っていた「棒で殴りあうのではなく、縄でつながるゲーム」だそうです。
DEATH STRANDINGは、いわゆる既存のステルス・ゲームとは違います。全く新しい繋がり(ストランド)の概念をゲームに取り入れた、これまでにないアクション・ゲームになります。僕は、これをソーシャル・ストランド・システム、略して“ストランド・ゲーム”と読んでいます。
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) May 30, 2019
TOMORROW IS IN YOUR HANDS. pic.twitter.com/BDU26mHSog
全く何を言っているかわかりませんが、先月末のトレーラー時点で情報が続々と公開されたため、去年や一昨年のトレーラーから考察していた人たちからは、面白いいけんが いくつも挙がっています。今回は大元となるソース。そして、私個人として鋭いと思った考察、最後に私個人の考察を述べていきたいと思います。
どうか、最後までお付き合いください。
目次
考察のカギとなる情報の断片
発売日公開トレーラー
- ゲームプレイが大胆に公開
- 様々なキーワードが登場
- 場面が展開するごとに瞬きのようなエフェクト
- ステルス要素が強め
- 舞台はアメリカ
- UIはMGSVによく似ている
- 極力UIが画面にない…?
- バイクが登場
- 銃で敵を発砲することが可能な模様
E3 2018のトレーラー
- 初のプレイムービー?
- 方向性がぼんやりと見えるようになった
- リンゼイ・ワグナーさんが登場することが決定
- 日本語版の声優が発表
- 雨が降ると時間が進む
- サムは時間の影響を受けない
- 主人公は運び屋と判明
TGA 2017 トレーラー
- 見えない何かがいることが判明
- 主人公以外にも似たような装置で人間がいる
- MGSVを思わせるカメラの動き
- どことないクトゥルフ
- 死という概念がない…?
TGA 2016 トレーラー
- マッツさん初登場
- ギレルモ・デル・トロ監督初登場
- 第二次世界大戦?のような世界観
- E3 2016のトレーラーとつながりがあることが判明
E3 2016 トレーラー
- ノーマンリーダス全裸で登場
- 非常に抽象度が高く不透明なムービー
- ゲームエンジンはこの時点では未確定
DEATH STRANDINGはオープンワールドである
DEATH STRANDINGの最新トレーラーで、ロープを設置するシーンがありますが、その向こうに見えている雪山は、映画的な遠景用の描き割りではなく、地続きで存在するものです。あそこまで踏破すれば、登れます。トレーラーの冒頭で出た雪山シーンは、まさにそこのシーンです。#DEATHSTRANDING #デススト pic.twitter.com/Kb0a3t1dnG
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) May 31, 2019
非同期型のマルチプレイシステム
Broke: Watching all Death Stranding trailers and not knowing what the hell is going on.
— Daniel Ahmad (@ZhugeEX) May 29, 2019
Woke: Reading the description on the official website and realising this sounds awesome. pic.twitter.com/6GyeShriM4
プレイステーション公式ページに一時的にだが、ゲームの紹介分が公開された。しかし、現在は削除しているために公開する予定ではなかった真実の情報と見ていい。
非同期型というのは予め用意したセットで直接マルチプレイをして協力や戦う(CODやデドバ)のではなく、オンラインにつなぐことで間接的または直接的に干渉することすらもユーザーにゆだねられるようだ。
イメージとしてはMGSVのFOVを想像してほしい。
興味深い考察班の考え
小島監督は完全新規IPである今作を良い機会ととらえているのか、あまり詳細な情報を公開しません。
先月公開されたトレーラーでも謎多い部分はまだ多いですし、肝心のどんなゲームなのか?という質問に対しての答えかたが未だ抽象的なことも気になります。
それは、ある意味期待を募らせると共に不安も募ります。最新トレーラーも確かに凄いですが、MGSVのプレイトレーラーほどの「面白そう」と感じさせる要素は薄かったように思えます。
ただ、それは今作が未だかつて遊んだことのないゲームじゃんるだからなのかもしれません。考察班はそのゲームデザインと共にストーリーなども考察しており非常に面白い。
並行宇宙とカイラル
「鏡像関係」を意味する「カイラル」というキーワードや、サムが身に着けているネックレスに記述されていた「ディラック方程式」や「シュワルツシルト半径」などの数式からは「ひも理論」という物理理論を想起することができる(本稿では割愛するが、これらに基づく概念がブラックホールの解明に用いられた)。そして、物理学において「ひも理論」の証明は、並行宇宙が存在することを意味するのだ。
つまり、この物語で並行宇宙が扱われる見込みは高いと言えるだろう。突き詰めれば、本作では並行宇宙を隔てて複数のサムが登場することが示唆される。まるで『METAL GEAR SOLID(以下、MGS)』において複数存在するスネークたちのように。
最新トレーラーでは諸に、クトゥルフ神話を感じさせるイカのような生命体や、どことない非現実を思わせる風景に、並行宇宙(パラレルワールド)を感じてしまいます。
複数の世界にわたって、縄がつながっており、そこを行き来できるゲームというのが大筋の考察というわけです。
副虹と上世界と下世界
これまでの動画を見ていると、世界が二つあることが示唆されているように思われるおそらく世界の構造は、上世界と下世界に分かれると思われる
下世界は時間が正常に進むのに対し、上世界は時間が逆に進む(遡る)
そしてこの二つの世界は密接に連関している
イメージとしては「砂時計」である砂時計の砂の代わりとなるのが、「水」であるこの水は上の世界では透明であるが、下の世界では黒い(タイムフォールを起こす)さらに砂時計が時間を表すように、上の世界から水が減るに従い、上世界の時間は遡ってゆく。反対に黒い水が降り注ぐ下世界は時間が進んでいく上世界の水が完全に下世界に落ち切ったとき、上世界では海が干上がり、リンゼイが若返った姿となる
ゲームの舞台は「砂時計」が一度ひっくり返された状態にある。すなわち上世界はもともとあった世界、つまり時間が正常に進む世界であったが、何か重大な事件が起きた結果それがひっくり返り、時間が遡ってしまうようになった
時間がそれ以上未来に進まない。これが「未来が座礁した」ということと思われる
これまでは、現実世界に何かが侵入してきたのではないか、と思ってきたが、本当は逆なのではないか。つまり、ノーマンたちPORTERやBRIDGESのほうが下世界に侵入しているのではないか
その目的は、下の世界に落ちてしまった大地を繋ぎとめるためである
そのつなぎとめるための紐こそが、ねじくれた黒い紐なのだ
この方はかなり鋭い方で、去年の六月の時点で今年のトレーラーで言っていたことを、逆さ虹という細かな部分から考察している。
それも、「この世」と「あの世」で隔てられた世界、と先月のトレーラーではあったが、この方は雨と空に飛んでいく石を見て砂時計のように世界があると考えているところに鋭さを感じました。
完全につなぎとめることが出来れば、画像の黒い小石のように上の世界に引き上げられる
ただし、その前に下世界の住人に捕まってしまうと対消滅を起こしボイドアウトしてしまう。復元すべき世界がそれだけ失われてしまうのだ
充分に大地を繋ぎとめることに成功した場合、下世界との通路がふさがれ、上世界は再び時を刻み始める。だが、それが不充分だと通路がふさがれずすべての水を失い、世界は時間を消失してしまう(未来が座礁したまま)
リンゼイのいう「遅すぎた」というセリフは、上世界の水が失われてしまったことを意味するのである。それは同時に時間が失われたことも意味するのである
おそらくノーマンは、世界をつなぎとめるための装置を運んでいると思われる
展開するとフルトンのように上空へと延びてゆき上世界との連繋が復活するのだ
また、大地が下世界に落ちた時、同時に人間や兵器も落ちてしまっている。彼らは上世界との繋がりを失い、下世界の住人となってしまっている
彼らと接触しても対消滅を起こすことはないが、繋がりを求めるがゆえに、上世界との繋がりを保つ帰還者を襲うのである
「奴ら」を銃で殺してもいいが、彼らの分だけ復活する世界が損なわれる(よって得策ではない)断片化した世界を繋ぎとめようとするのがBRIDGESだと思われる
彼らはクモの糸のようなもので世界を繋ぎ、それによって元の世界に復帰させようとしている。BRIDGESのマークは、彼らのそんな働きを示すものかもしれない
今年の五月に海外掲示板の4chリークがredditに載る
ゲームの舞台設定
時代背景としては、老化を防ぐための再生技術を開発しようとしていた未来その実験で事故が起きてしまい高次元に人々が閉じ込められてしまったらしい
それが「彼ら」であり、絶望的な孤独に陥っている「彼ら」は人間を捕まえようとし、人間は彼らに捕まえられると高次元に引き込まれてしまう。
その際の物質からエネルギーへの転換が対消滅である実験が行われる施設が「BRIDGES」であった。
この高次元への転換は意図されたものであったが、最初の被験者が最初の爆発を引き起こし、アメリカの都市部が崩壊。
各都市は要塞を築いた。
これがUnited Cities of Americaの創設につながった。この各都市間をつなぐものがPORTERであり、これらの組織を運営する複数の派閥が存在する。
派閥には悪いものと良いものがある最初の爆発の場所で混乱の原因となっているものを「橋渡し」(取り除く?)こうとする派閥があり、
それによって時の流れの次元から現実世界を切り離し、時間を変えようとしているノーマンが運ぶ機器は、この目標に不可欠なものであるが、悪い組織がその妨害をしようとしている
ゲームプレイ
まだ見たことのない銃器の仕組みがある
前哨基地と人間の陣営の間を移動することがゲームの一つの側面で、
失敗すると負傷したり貨物を失うことがある
時雨はランダムで引き起こされ、プレーヤーはそれを避けなければならない食料や水も必要で、足りなくなった場合は自力で調達しなければならない
時雨に触れると、死ぬまで苦しまされる(取り返しのつかない要素?)。
眠りに襲われたり雨の中に閉じ込められると、再び生まれ変わることが出来る(死んでコンテニュー?)赤ちゃんはプレーヤーのクローンで、死ぬまで老化すると同じ年齢で再び老化する(プレーヤーが死んだ時点まで成長する?)
敵対する派閥のマッドキャラクターのチーフ、ヘス(マッツ?)は、プレーヤーを追跡して、殺そうとしてくる。
どうやらノーマンは時を終えるための鍵を握っている
マッツはそれを使って世界を破壊しようとしているデル・トロとマッツその他
デル・トロは人間の野営地のリーダーの一人。
チーフサイエンティストであり、ゲーム開始時に彼と会う。
彼はミッションディレクターのように行動し、ミッションと旅についての案内役となるリソース(資源)を持っていれば、ギアと機器をアップグレードしてくれる。
後に彼は、ノーマンの妻が時差に逆戻りして現実に再接続するためのカウンターテクノロジーを開発するのを助けてくれる(高次元に閉じ込められている妻を救うためのテクノロジー?)プレイタイムは、メインストリーは20~25時間、サイドのコンテンツを含めると約60時間ちょっととなる
マッツの所属する組織は、タイムフォールを制御する技術をすでに開発している
ではでは、どのようなゲームなんだ?
ストーリーに関しては、現状落ちている情報から考えるのは非常に無理がある上に、十中八九外れる自信しかありません。そもそも、ストーリーも魅力の一つにしたい小島監督が事前にストーリーが透けて見えるようなトレーラーを作るはずがないので、割愛させていただきます。
強いて言うのであれば、redditに載った、不老の研究が失敗して時間が座礁した。というのが、おおむね都合は合っていると思いますし、もっともらしいです。
世界は二つあり、プレイヤーは死なない
何をいまさら…といわれるかもしれませんが、これは去年か一昨年くらいから公式で明言されています。正確に言うとプレイヤーは死にますが、ダークソウルのように事前に記録された同じ空間でよみがえることはない。 というような話をされています。
では、死ぬとどうなるのか?強力なエネルギーが発生しその場にクレーターを残します。その後散らばったいアイテムをかき集めて、再び生者の世界によみがえります。
この時起こったことをそのままに時間軸が巻き戻り、前回の自分は見ることはできませんが、そこに確かにいます。
なぜこのようなシステムを導入しているか、いくつか考えました。
- サムはなんらかの影響で不老不死の体にされている
- 自分の前回のプレイが次のプレイを手助けする(オンラインの他プレイヤーを見ることもあるかも)
- 異世界に飛ばされるトリガーなる(この世界は2種類あることが明言されている、もしかしたら水中でそこへつながる入口があるのかもしれない)
プレイヤーが死なないゲームというは非常に珍しく、マリオを代表として基本的にプレイヤーが何らかの形で敵に倒されてしまうと「ゲームオーバー」となって、最後にセーブされた地点に戻ります。水中から世界に戻るときは完全にランダムな地点に戻れるのか、それとも任意の時間に戻れるのか…
この世界は二つあるのは、先ほどの考察からわかる通り、時間が正常に進む世界と遡る世界に分かれています。
トレーラーのほとんどは進んでいる世界ですが、定期的にみる第一次世界大戦の世界とリンゼイ・ワグナーのいる浜辺の世界(この場所は一番最初のトレーラーでサムがいる場所とよく似ている)は遡っている世界なのではないか? と思う。
おそらく世界の構造は、上世界と下世界に分かれると思われる
下世界は時間が正常に進むのに対し、上世界は時間が逆に進む(遡る)
そしてこの二つの世界は密接に連関している
イメージとしては「砂時計」である砂時計の砂の代わりとなるのが、「水」であるこの水は上の世界では透明であるが、下の世界では黒い(タイムフォールを起こす)さらに砂時計が時間を表すように、上の世界から水が減るに従い、上世界の時間は遡ってゆく。反対に黒い水が降り注ぐ下世界は時間が進んでいく上世界の水が完全に下世界に落ち切ったとき、上世界では海が干上がり、リンゼイが若返った姿となる
何度も言われている通り、最後の爆発がワシントンで起こり、世界は分裂した。その世界をつなぐ鍵をサムは持っており、そのカギを使って何らかの信条で破壊をもくろむ人々もいる。
時間を進める雨
このデスストランディングのトレーラーを何十回と見ているときになるのか、涙や海、雨などの「水」の存在、仮面や地面に咲く「金」の存在、そしてある時は空から、ある時は地面から生える「縄」だ。
恐らく、何らかの理由があってトレーラーになんども登場させているし、それぞれに意味があることは間違いない。
時間を進める雨の時、分離過激派やミュールと呼ばれる第三勢力?も登場しない。
恐らく彼らも雨を嫌っているのだろう。雨の時今のところは、決まって現れるのはBTだけである。
プレイヤーは老化の影響を受けない(BBという赤ちゃんが肩代わりしている?)が、雨は回避してあるくべきだという話がある。
恐らくなんらかのペナルティが後に回ってくる可能性は高いだろう。受けた雨を輩出する機能として涙を流しているのかもしれない。
では涙という点に注目すると五月のトレーラーでは、黒い涙を流す者や赤い涙を流す者もいる。これはいったいどういうメッセージなのか? もちろんトレーラー用のシーンで、何かを視聴者に伝えたいという可能性も汲んで考えてみる必要がある。
色は陣営を示しているのかもしれない。おそらく透明な涙を流す者は通常世界の人間、黒い涙は時空がゆがんで生まれてきた人間、赤い涙は時間が遡った世界の人間。
ワグナー(大統領)が火葬されるシーンがあるが、彼女がもし通常世界にいるのであれば透明な涙を流しているだろう。
ステルスゲームではないストランドゲーム
五月に公開されたトレーラーをみて、メタルギアを彷彿とさせるステルス要素に今作をステルスゲームと見た人もいるだろう。そんな反応に小島監督が今作はステルスではないと言っている。
DEATH STRANDINGは、いわゆる既存のステルス・ゲームとは違います。全く新しい繋がり(ストランド)の概念をゲームに取り入れた、これまでにないアクション・ゲームになります。僕は、これをソーシャル・ストランド・システム、略して“ストランド・ゲーム”と読んでいます。
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) May 30, 2019
TOMORROW IS IN YOUR HANDS. pic.twitter.com/BDU26mHSog
今作では敵を棒で殴る(銃殺)できる要素も選択肢としてあるようですが、あくまで縄つながるゲーム。敵を殺すことが最善の手段というわけではなさそう(不殺プレイ?)
プレイヤーは特殊能力を持たない人間ともいわれており、超能力的に敵を殺しまくるわけではないために、結果的に初代メタルギアのように、極力敵に見つからないほうが効果的だと思ってしまいますが、どうなのでしょう。
それにひたすら逃げ続けるゲームというのもプレイしていて結構ストレスな気もします。メタルギアでいうフルトン回収や何らかの方法で心地よい瞬間があると良いのですが…
縄でのつながりというのは、上記の水の話で言った通り、上世界と下世界を分離させて、元通りの世界にするために、より再現性の高い世界(誰も死んでいない世界)を作ることが目的ともとれます。
それ以上に気になるのが、ダークソウルのような間接的オンライン要素を取り入れている点だ。PTで小島監督が見せたように、世界中の人がネットを通じてクリア方法を解読しあって共有していた。(しかもいくつかの言語が分からないと解読不能なクリア条件だった)
恐らく、今作は言語という壁ではなく、そのプレイによって見知らぬ人(世界中)と協力しなければアメリカが再現率100%にならないのではないか? と予想する。
あるいはそこに、PS4のフレンド機能も絡めて来たらなおのこと面白そうだ。実際に友達だと思っていた人間が、まるで囚人のジレンマのようなアルゴリズムを使って自身のプレイを阻害したり、不利な状況に追い込むような要素があると、さらに面白そうだ。
マッツ「ネットが世界を覆いつくしても争いは絶えなかった」
リンゼイ「人は孤立する生き物じゃない」
トレーラーの後半の彼らのメッセージが非常に小島監督らしい、社会へのアンチテーゼのようなものを感じます。今作はこういったネットを通して、強いつながりをプレイヤー同士で繋げながらクリアを目指すゲームだと思います。
まだまだ分からない小島節
そもそもトレーラーを抽象化することで、ストーリーの伏線を反応を見ながら作っているのかもしれませんし(五月の時点でそれはないけれど)、小島氏のことですのでミスリードを誘う情報がいくつか出ているのかもしれない。
ただ、どんなゲームかわからないけどワクワクする告知をしないと一般のユーザーは買わないと思うので不安にはなる。小島監督が好きな人、メタルギアで知って魅力的に感じている人は良いかもしれないが、ライトなユーザーへの求心力は今のところ薄い。
そんな不安とは裏腹に、アマゾンの予約数ランキングで一位をとっている。
とはいえ秋にはCODが現代戦で帰ってきたり、ゴーストリコンの新作などが発売される。完全新規IPの小島監督が手掛ける今作がどこまで目立つか、期待が高まる。
余談だが、今作のハリウッド俳優の起用に不満を呈する声が上がっている。理由としては、開発費が俳優や女優で大きくとられてしまうことと、自由に顔を作れるCGでなぜ実在する人物を起用するのか? という不満である。
これはセガの龍が如くにも言えることではあるが、これには強い理由がある。
一つはオリジナルキャラよりも、親しみやすいこと。例えばスネークやマリオのような認知度の高いキャラクターであれば問題ないが、完全新規の作品でオリジナルキャラを作るよりは、知っている顔の俳優や女優を起用することで、トレーラーが一気に華やかになるのだ。
もう一つは現実との境界線をなくす為だ。龍が如くやデスストも現実に基づいた物語が展開されている。人々の脳に刷り込まれた知っている顔が、その世界がファンタジーではなく現実的なものだと思わせてしまう。これが剣と魔法の世界であるならば途端にコスプレ感が高まってしまい、異世界漫画の実写版のように逆効果になる。