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退屈は嫌いか?

BFVは根底から作り直さないといけないレベルのクソゲーになった。DICEは開発者のセンスが無いのか!?

はじめに断っておくと、私はバトルフィールドシリーズは3から遊び始めて、人生初のFPSもバトルフィールドでありました。

その後、CODも遊びましたがBF特有の奥深さや、最先端のCGとサウンドを触れてしまうとチープなものに感じてしまい、以来どんなにクソと言われようと追いかけてきました。

 

ところが、今回のBFVが今現在、遊ぶ気を消失させるクソゲーになっているので記事を書かせていただきます。この記事を書くキッカケは同じくBFをこよなく愛する実況者の一人「けっつん中級兵」さんの動画です。

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目次

 

 

 

クソゲーへの始まり

クソゲーの私なりの定義づけから入ると、「遊んでいて楽しく無いゲーム」のことです。

発売前からプロモーションが、今までに無いくらいズッコケていましたし、ポリコレを意識した時代背景無視の女性兵士が登場したりと、色々と物議を醸していました。

 

しかし実際に手にとって遊んでみたBFV発売当時、久々に遊ぶFPSというのもあってか、非常に面白かったです。自分はベータテストと同じくPTを繋いで遊んでいましたが、ネットのBF板で言われるような「クソゲー」感は無かったですし、独特のGGシステムのおかげで一緒に協力しようと思える仲間内での行動、打ち合いの面白さ、続けたくなる武器解除などなど楽しませてもらいました。

 

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PCとPS4の両方で遊んでいますがCGは互いに実写レベルです

 

シングルプレイは正直、誇大広告していたDICEが言うほど面白くはなかったですし、ボリュームもあっさりしすぎて忘れるレベルでした。それでもグラフィックスとサウンド、そして進めば何かしらのムービーや何かしらの要素(スキー板や爆弾設置)があったので一周は楽しめました。

 

ところが去年の12月の上旬に行われたアプデにて、GGシステムが緩和されました。個人的に一つの大きなクソゲーへのターニングポイントがここだと思っています。

GGシステムという「接近戦を増やし、後半まで勝者が読めない仕組み」が崩壊したことで、チームバランスが崩壊し目まぐるしく戦況を読む楽しさは消失しました。

 

これは皮肉にもDICEが、ユーザーの意見を反映してしまった。ことが大きいと思います。BFVでは過去作以上に無能だったDICEがユーザーの意見をしっかりと聞いて、頻繁な調整やアプデ、バグの修正や追加要素に取り組んでいるからこそ生まれた産物だと思っています。

このアップデートによって「ワイワイしているカオスな雰囲気」から「自分の実力がモロに反映されやすいガチな雰囲気」へ戦場が一変しました。確かにGGシステムが廃止されて喜ぶ人もいるかもしれませんが、恐らくレイプゲーとなっている今のバトルフィールドに面白さを感じる人は少ないでしょうね。

 

 

その後もDICEはトンチンカンなタイドオブウォーを始めます。BF1であれだけ不評だった解放するためのプレイの条件指定を始めたのです。

今のユーザーの意見を聞くことも大切ですが、過去に言われていた反省を改善しようとは思わないんですかね? BF3であった不満な点をBF4で払拭していましたし、現代戦の時にあった兵器一強を払拭するために第一次世界大戦という歩兵メインの戦場を選んだのでは無いでしょうか?

 

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DICEはfpsのゲームの特性を分かっていないのかも

そもそも、追加要素(武器や装備品)のためにミッションが出されるのは、ドラクエやモンハンのようなオフラインゲームだからこそ、今までと一風変わった戦い方や専用のモンスターを用意できるから良いのであって、オンラインマルチプレイのゲームで、ミッションを課すFPSなんて、ロクなゲームじゃ無い事は確かです。

 

けっつんさんの動画でも仰っていましたが自由に遊ばせてくれというのが本当に的を得ていると思います。

 

 

 

 

 

努力の方向がズレていくDICE

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発表当初からアナウンスのあったコンバインドアームズ

BFVは発表後に出されたトレーラーで、時期を追って追加要素を出していくこととした。これは一部では未完成での発売と言われているが、元々近年のバトルフィールドであれば、バトロワやCOOPだって「あって当たり前」のものでもなかったわけだから、むしろ本当に今回は本気なんだなとワクワクさえも私はしたのだ。

 

しかし、用意されてくるアップデートは実際に早いが、丁寧とは言い難いものばかりだ。唯一丁寧で素晴らしかったのは12月に配布された無料武器2種類が追加されたことくらいで、あとのアプデは治っていないバグを放置し、チート対策も全く減っていないのに”頑張りました” とのさばる運営の姿だった。

我々は本当に仕事ができない集団なんだと、自分たちが頑張れば頑張るほど露呈していて、こちらも共感性羞恥に立たされていた。それと同時に、やってくる追加要素一つ一つをみて私はより一層悲しくなっていった。

 

戦車戦を楽しめる追加マップも、なぜ車両に乗れないで歩兵が何もない原っぱを駆け抜けているのか? なぜルールを増やしたのにマップのレイアウトはそのままなのか? どうしてマップが未だに投票制にもなっていないのに、カスタムサーバーを作らないと公言したのか?

つっこめばキリがないが、やる事なすことが土台が死んでいるせいで全て仇になっている。仇になって人が減って、買う人も減っていく。課金をしたいと思う要素がないので、折角意気揚々と出した課金システムも閑古鳥だ。

 

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土台が死んでいるから組みあがらない

ほぼ同時期に発売されたCOD:BO4は土台が最初から絞られており、その全てのボリュームが過去作を凌駕していた。なのでその後のアプデは正直小粒な上に、武器バランスの問題などを抱えているが、簡単にはお皿は崩れない。

ところがBF5は、一つ一つが全く丁寧ではないためにベチャベチャと大粒に重ねるだけの作業になっている。頻繁なアプデが入っても積み上がらないし、BO4を超えることもない。ちなみに今話題のAPEXは一本の巨大な柱がこの両者を足して10倍くらいの大きさでそびえ立っている様な印象を受ける。

 

最近のゲーム作りは非常に丁寧だ。昔は洋ゲーはバグの宝庫だったが、近年はバグがあれば叩かれ、他社と並んでいると浮いてしまう。DICEはそんな過去の時代に甘んじているのかもしれない。(BF4の時も発売時バグだらけでした)

 

これからファイヤーストームというバトロワモードが追加されるらしいが、一体DICEはどんな気持ちで作っているんだろうか? 私は彼らに逐一「なぜそうしたのか?」と聞きたい。

マーケティングの面を考えても、どこの層に向けて、なんの目的で、追加しているのかコンバインドアームズを見て感じてしまった。あのクオリティなら不要な上に、あれを作るお金と人材を現状の改善に役立ててほしいほどだ。

 

 

 

 

 

彼らにとってバトルフィールドってなんなんだろうか

DICEの発売前インタビューを見ていると、まるで自分たちは芸術作品を作っているかの様な口ぶりで足を組んで喋っていたのだが。我々は7000円も払ってCGの映画を買ってるんじゃなくて、ゲームを買っていることに気づいているんだろうか?

 

 

バトルフィールドは3を起点に国内でもメジャーなFPSとして数えられる様になった。流石にCODまではいかなくとも、国内でもまずまずの売り上げを出すし、知名度もFPSを触れたことのある人なら誰でも知っている。

ひと昔前までは、BFとCODで二大FPSなんて言われていた。だが、単純な撃ち合いのゲームに人々は飽きて、様々な戦略性やゲーム性を孕んだスタイルが主流となっている。

 

そんな中でもあくまでメインはオールドスタイルのFPSを貫く、CODとBFにこそ自分たちの強みを生かした作品がユーザーの望むものなのは間違いない。昔の様に多少ずっこけてもみんな買ってくれる優しい世界ではなくなったのだ。

 

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どこまでもカジュアルでゲームチックに走るCOD

BO4はそれをすでに見つけているのだ。Call of dutyシリーズでも人気のあるブラックオプスの名はそのままに、定評のあったキャンペーンを最低限の要素に留めて、CODとはオンラインFPSゲームのスタンダードである。と言わんばかりに、今まであったオンライン要素のブラッシュアップと、スタンダードなりのバトロワ要素を盛り込んできたのだ。

 

BFにはそれを失っている。自分たちの味を分かっていないのだ。見よう見まねで追加するも、そこにアイデンティティを見いだせていないからこそ中途半端な作りになってしまう。

結局何が売りで、何を押しているのかがわからない。トッピング全乗せした豚骨味噌醤油カップラーメンを食っているかの様な、不思議な味がしてしまう。お得感はあるかもしれないが美味しくはない。バトルフィールド5は1で失った信用を取り戻すどころか、さらに失わせてしまっている。よく言えば時代に殺された、悪く言えば時代にDICEが対応できていないのが現状であり、バトルフィールドに本当にユーザーが期待しているものを、見つけなければならない。

 

そのアイデンティティの一つとして、動画内でけっつんさんは「アメリカが参戦するときに賭けるしかない」と仰ったんです。BFVは残念ながら第二次世界大戦をしている感覚がないが、舞台背景が有名な戦場になってしまえば自然と盛り上がるものだ。

 

 

 

 

 

BF3のリメイクをやれば良いというものでもない

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現代戦ガー、BF4ガー は聞き飽きた

数年前に絶大な人気を誇ったCOD4:MWが丸々リマスターされて、マルチプレイも搭載されていましたが、当時の様な人気を集めたでしょうか?

 

【PS4】コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア リマスタード

【PS4】コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア リマスタード

 

 

 

答えはNOです。

 

ゲームはたとえ似た様なシステムであっても、より新しいものや楽しいものにユーザーは動きます。2007年と2017年では、ユーザーが変わり果ててしまっているのです。

BF3も同じで、今リメイクされた所で不満なところは沢山あるでしょうし、キャンペーン勢には嬉しいかもしれませんが、オンラインの人口は最悪BFVを下回る可能性すらあります。

 

今のDICEがたとえ、枯渇しがちな現代戦を作った所で、バカ売れするとは思えません。それがたとえ、BFBC3やBF6という名前だったとしても、シリーズの名前に傷がついて散っていくだけです。

根幹にあるBFらしさ、そして2019年もしくは2020年のユーザーが求めているFPSゲームに必要な要素を丁寧に厳選して詰めて欲しいのです。頻繁な修正も最初から欠陥が少なければ、修正箇所も減るので多少雑でも不満は減るのです。

 

私個人としては、近代戦なら湾岸戦争や過去に遡ってベトナム戦争なんかが次回作の予想として考えられると思いますが、圧倒的なグラフィックとサウンドだけでなく、その技術を使った忠実な再現性にもこだわって欲しいのです。COD WW2には真似できない要素が、BFVになぜ積み込まれなかったのか不思議でなりません。

 

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BFBC2までのバカゲーとお祭り路線、BF3からのカジュアル+リアル路線、そしてBF1の雰囲気重視路線。BFVはこれらが中途半端に混ざり合ったクソゲー路線まっしぐらです。

今後のDICEの対応次第でここから人を取り戻すことはできなくとも、今いるユーザーを引き止めて、次回作までの信用回復に繋げていけると思います。

 

 

頑張れ!! BF5 !!!!

 

他にも

silhouette.hatenablog.jp