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退屈は嫌いか?

バイオハザード8 の情報が続々と登場。発売日やストーリーなどなど。テーマは「幻覚」。

先日発売されたバイオハザードRE2が国内で30万本、世界では300万本というホラーゲームの金字塔であることを確信させた「バイオハザード」シリーズ。

ホラーゲームという人を選ぶジャンルながら、人々に親しまれ、数多の動画がYoutube上にアップされて人々を怖がらせてきた。

 

 

著名リーク者による8の情報が話題に

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次回作も7のような実験作になるのか否か…

バイオハザード7の成功を踏まえれば、我々は時間の問題で8が発売されるだろうというのは分かりきっていた。
だが、どうもそれは再びシリーズの伝統形式に乗っ取ったものに戻し、尚且つバイオハザード2リメイクの良さを取り入れたものになるのかもしれない。

というのも、ここにきて明らかになった情報によればバイオハザード8の開発は初期の段階ではあるものの既に始まっており、それはカプコン内でEvil VRと呼ばれているらしい。
この情報を報じた人物も以前、バイオハザード2リメイクの映像をカプコンが正式発表する前に公表した事があり、そういう意味で一定以上の信頼は寄せられるだろう。

また彼が伝えた情報によればバイオハザード8は「極秘研究所が存在するが、何らかの事情により見捨てられた島」を舞台にしたものであり作品の主題は「エブリンやそれに類似した多くの生物兵器の裏に隠された真実」を発見することにしているようだ。

さらに8の概念は幾つかの点において没に終わった幻のバイオハザード4の影響を受けている点があり、2リメイクのタイラントより激しい追跡劇も存在している、とこの男は主張している。

「幻覚が8では重要な要素になる。つまりプレイヤーは何が本物なのか見極めないと混乱してしまうわけだ。率直言って、これはゲームをかつてないほど巨大なものに変えている」

 

comicbook.com

 

幻となった4の設定が、ここで浮かび上がってくるのがとても信ぴょう性に長けています。

youtu.be

映像は没設定になった「幻覚」をテーマにしたバイオハザード4である。レオンの孤独な”もがき”。ウィルス感染によるものか、レオンは苦しみのあまりに”暴走・錯乱”してしまうという恐ろしい設定でした

 

あれ? どこのサイレントヒルだよ

 

と勘の良い方なら気づくかもしれません。バイオハザードはどちらかというと、表面的なホラーを描き、ハリウッド映画顔負けのアクションや登場人物のドラマシーンに定評のあるシリーズです。

しかしコナミから発売されていた「サイレントヒル」というシリーズは、どちらかといえばその内面を描き、一人で探索することが多く、ホラーの毛色が少しだけ違いました。

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プレイヤー(主人公)は次第に狂気に飲まれていく

サイレントヒルと同じ手法を持つホラーゲームは多く、アウトラストやサイコブレイクなどは、サイレントヒルのゲームに少なからず影響されています。独特の"孤独感"と得体の知れない者がやってくる感覚が、バイオハザード8でも扱われるのかも知れません。

 

発売は3のリメイクが出た後。というのも非常に気になりますね。バイオハザードシリーズは大体4〜5年ごとに出ていますので、PS4に発売されるであろうナンバリングは8で最後となります。時期的に濃厚なのは2020年から2021年でしょうね。もう一作品を挟んでの発売になる可能性は現実的な周期を見ても可能性は高いです。

何よりも今のRE2が絶好調なので、この早い開発ペースで3を打っておくことはカプコンにとっても、ユーザーにとっても有益なことと思われます。

 

 

 

個人的には7路線で進んで欲しい!! …でも…

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自社製エンジンを採用したことで、絵作りが大きく変化している

7以降、ググッとホラー要素が増したバイオハザードシリーズ。一時期はカジュアルなTPS路線を強みにしていたが、やはり元祖サバイバルホラーは怖くなくてはいけないのだ。

実際の人物を取り込むトラッキング技術によって、グラフィックスの表現はもちろんのこと、顔の表情が人形のような固いものではなくなった。リアリティを追求したことで、ゾンビを代表とした敵も現実のように見えて怖さが増している。

 

0123の俯瞰視点、456の背中にカメラのあるTPS視点、7のFPS視点とバイオのナンバリングには大きく分けて3つに分けられるが、今回のRE2を見れば分かる通り、どんなに怖くてもTPS視点を人は好んでいることがわかると思う。

今作のリメイクを7のようなFPS視点にしていたら、少なくとも国内は30万本も売り上げていないと思う。7は実験作であり、それゆえに様々なことを試されていた。VRや全くの一般人である主人公を動かすのにあたり、FPS視点はなるべくしてなっていたのだ。

 

とはいえ8も7路線で進むかは別問題

 

端的にいえば、FPS視点は怖さを助長してくれる反面、魅力的なキャラクターが映らず日本人ウケは良くない。

7は意外に感じるかも知れないが過去にない低予算で作られている。マップスケールも6の中国と比べたら狭いし、ストーリーのボリュームも456と右肩上がりで増えたのに7で一気に減った。RE2の人気がTPS視点のバイオの人気を物語っているとも言える。

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もうFPSじゃなくても十分に怖いバイオハザード

RE2は既に他のどのTPSゲームよりも怖い勲章を手に入れている。音、光と闇のコントラスト、演出、全てが今までのバイオハザード超克していた。

今回のヒットを受けて、今後しばらくはRE2のようなゲーム性が採用されることは必至と考えて良い。

 

RE2と7に共通する不満としてボリューム不足が叫ばれているが、カプコンは周回要素や豆腐モードなどの遊びを増やすことで、ストーリーのボリュームに理由をつけている。8ではボリュームを増やすとともに、レイドモードなんかも待っている人がいるのではないだろうか?

 

 

 

 

バイオハザード8は"恐怖"の真髄まで沈む

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主人公の座を握るのは誰か

 

バイオハザード8では「幻覚」を患ったシリーズの"ある人物"をFPS視点、過去作で活躍したヒーロー主人公(ジル、クリス、レオン等)をTPS視点で操作します。

これらは同一の舞台で起きた事件について操作しますが、最初はFPS視点、クリア後にTPS視点の別の主人公で進んでいきます。

 

今作では新種のウイルスによって姿形が大きく変わった敵が登場します。得体の知れない者は時にあなたを襲い、時に7のように自我を持ち語りかけて来ます。

8では救いがほぼありません。7のような一般市民がかませ犬として殺されたり、咬まれたりもしませんし、現実→廃墟のようなわかりやすい変化もありません。そこが現実なのか、そうでないのかもわからないまま、プレイヤーは歩を進めていきます。

 

  • 少ない弾薬や回復アイテムなどの細かなリソース管理(RE2)
  • 閉鎖空間、角を曲がる恐怖、ドアを開く恐怖、暗い廊下(初代)
  • 美麗なグラフィックとセクシーシーン(バイオ全体)
  • 敵から逃げること、隠れることも大切(7)

 

などの過去の良さを踏襲しながらも、8の新要素としては「新たなサバイバル要素」立体的な移動」が挙げられます。

8ではGOWに倣った半箱庭方式を採用しています。全てのシーンがロードを挟まずにシームレスに移行しますし、進む道は一本ですが探索する場所では大きく動き、過去作以上に崖や柵よじ登ったり、手すりや窓を飛び降りたりできます。逃げることが容易になったり、戦略的に動けるようになりました。

今作では霧の多いアジアの市街地が舞台になるのですが、救急スプレーはありますが、ハーブシステムを8は廃止します。マップの至る所で「水」や「油」「缶詰」や「パン」などを手に入れることができます。食事は回復に必要なゲージになって来ますし、武器の強化に使ったり、謎解きに必要なアイテムになったりもします。

 

また敵も大きく変化しています。RE2のリッカーによる恐怖が大きくなったように、8では「こちらから見えない敵」や「取り憑く敵」などがいます。取り憑かれると幻覚や幻聴が起こりやすくなり、いないはずの敵を撃ち抜いていたり、背後から笑い声がしたり、プレイヤーを惑わせます。

 

 

徹底した恐怖、そして爽快感、こういうバランスがバイオハザードを作り上げているのだと思います。