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退屈は嫌いか?

私は塊魂が好きだ。そしてPS4でもスイッチでも新作を求めている。

塊魂、それは転がしてくっつけて大きくするゲーム

塊魂、それは不思議な世界観と素敵なBGMと奇妙なゲーム性によって針の穴を通るかのような絶妙なバランスが保たれたゲーム

塊魂、それはナムコがまだオシャレだった頃に作られた、非常にエキセントリックな作品

 

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どんなゲーム?

意外とヘビーほどではないけど、ほどほどにゲームをした経験のあるユーザーなら名前くらいは知っているであろう塊魂シリーズ。もじぴったんなど非常にゲームとして面白い方向性を見せてくるナムコさんから15年ほど前に第1作が出た奇ゲーとも言えるスタートを踏んだ神ゲーだ。

 


PS2 塊魂 CM

 

当時としては衝撃的であり、とてもじゃないがシリーズ化するとは思えない印象を受けた。

 

実際にゲームコントローラーで触ってみるとどうだろう、プレーヤーをやや狂ったデッサンのオープニングが迎え、シンプルなストーリーが幕を開ける。

有無を言わさずに、制限時間と目標の大きさが与えられ、スティックを倒し目の前にある玉をコロコロ転がしていくことになる。近くにある飴玉や将棋の駒をくっつける度に、コントローラーがプルプルと振動し、左下に何を巻き込んだか?が表示される。

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その様子は動画や画像を拾っても非常にクレイジーだ。

プレイヤーは実際にコントローラーで手にとって遊ぶまで、このゲームの評価はできないと思っている当時でも昨今でもそうだが、決してストーリーが優れているわけでも、最新の技術力を活かした演算やグラフィックが用いられているわけでもない。ゲーム性は非常にシンプルで、特殊ルールはあれど、基本的にやっていることは変わらない。

なのに、他のゲームにはない爽快感を感じてしまう人が多くいるはずだ。遊んだ人の中にはお金を払ったことを損失と感じる人もいるかもしれない。とはいえ、操作さえできればこのゲーム特有の非常に新鮮な爽快感は感じ取ることができるはずだ。

 

 

www.famitsu.com

製品情報
タイトル:塊魂アンコール」
対応機種:Nintendo Switch/STEAM
ジャンル:転がして大きくするゲーム
発売日:2018年冬
希望小売価格:Nintendo Switch版3,200円+税 STEAM版オープン価格
プレイ人数:1~2人
CERO審査予定
権利表記:(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ゲームという娯楽のコンテンツに対して、過去にないゲーム性で勝負することは難しくなってきている。アクションゲームだって、スーパーマリオ64が永遠とアップグレートしていくだけだし、ステルスゲームだってメタルギアが永遠とアップグレードしていくだけだ。そこに新鮮さを感じさせる”唯一無二”の感覚は、どうしても手札を出し尽くした印象を拭い去れないのがゲーム業界の現状だ。

そんな中、塊魂は新鮮な気持ちを与えてくれるゲームだ。ところが最近は新作の情報が全くなく、スマートフォンで細々とミニゲームのようなアプリが出るばかりだった。

 

塊魂アンコール発表!!

スイッチとスチームで初代塊魂のリマスターが出ると聞いて私は嬉しい。音沙汰がなくなった続編を待たれるゲームは腐る程ある。そんな中、リマスターでも最新機種に来てくれるだけで、ファンは新作を期待してしまうのだ。おおよそ、今回のリマスターの売れ行きが今後の展開を決めていくと思われる。12月に出る塊魂アンコールで反響があれば、新作の制作も視野に入れてくれるというのが現実的だ。

塊魂をシリーズ追ってきた身としては、新作を願うばかりだ。確かに初代の雰囲気と素敵ソングは神がかっており、言うなればシリーズは基本初代がピークと言っても過言ではない。

さらに、時代の波を感じるのが地味にSTEAM版が出ているということだ。海外市場、さらにはPCというプラットホームも狙っており、コンシューマーのみならず遊べるというのは私の中では朗報でしかない。

 

 

encore.katamaridamacy.jp

 

塊魂アンコールを是非買ってみてほしい、冬のコタツに入ってまったりとするゲームに最適だ。カップルでやってもいいだろうし一人でやるのももちろんOKだ。